ERPの特徴
ERP(ERPパッケージ)の特徴
ERPには、以下のような特徴があります。
- オンライン統合化システム
ERPは受注、生産、出荷、販売、会計、人事、品質など企業の基幹業務全体をサポートし、各アプリケーションやデータを統合的に機能させています。
データベースは1つです。
1つのデータベースで、企業の販売、会計、購買、生産在庫などを管理することができます。
また購買・現場・経理検収も一元化されています。
- パラメータによるカスタマイズ
企業の事情にあわせてカスタマイズできます。
特に製造業では、見込み生産、受注生産、半見込み生産、個別受注生産、プロジェクト型生産形態、プロセス型生産などもできます。
- リアルタイム更新
リアルタイムでデータ更新が可能です。
業務のトランザクシュンが発生するとERP内の関連するデータをリアルタイムに更新し最新の状態にします。
- データの共有化
システム全体のデータ構造が標準化されています。
これによりデータの整合性と正確性が実現されます。
複数の業務分野のデータベースやシステムが統一的に設計され、データの一貫性や重複作業(伝票の再入力やデータの整合性など)の防止を実現しています。
- システムのオープン化
他のコンピュータやシステムと接続可能です。
- グローバルで使用できる
10から20ヶ国の言語が使用可能で、複数の通貨や主要国の税制にも対応しています。
(販売されているERPパッケージによります。)
などです。
この結果、ビジネスのリードタイムを短縮することができます。
例えば
- 月次計算(決算)のスピードアップ
- 生産販売計画の立案のスピードアップ
- システム運用(オペレーション、教育、メンテナンス)が効率的になります。
また、ERPはベストプラクティス、つまり、最善の作業フローになっていますので効率的に作業をおこなうことができます。
取引会社が、同じERPを使用している場合は、データの受け渡しも楽になります。
M&Aで他社を買収する場合も、買収先が同じERPパッケージだと、システム統合や統合後の作業も管理も楽になります。
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