ERPと他のシステムとの比較(メリットとデメリット)
ERPと他のシステムとの比較(メリットとデメリット)
ERPと他のシステムとを比較した場合のメリットとデメリットです。
ERPと他のシステムの比較
システムの種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
会計や販売などの個別の業務パッケージソフト | ・パソコンで稼動し、価格も数万円から数十万円と安い。 ・買ってすぐに使え、誰でも比較的簡単に利用できる。 |
・他の業務パッケージソフトとデータの連携が難しい。 ・自社の業務にあわせて自由に機能を拡張できない。 |
自社または、システムベンダーによる手作りソフトウェアの開発 | ・必要な機能を自由に盛り込めるため使い勝手が上がる。 ・別のシステムとも自由に連携ができる。 ・機能の詳細がよくわかっている。 |
・開発期間が長くかかり開発の人件費が最も多くかかる。 ・メンテナンスなどシステムの維持費もかかります。 |
ERPによるシステム開発 | ・会計、生産、販売など各業務を容易にデータ連携ができる。 ・開発の期間やコストが手作りより短く安くできる。 |
・アドオン(追加開発)すると開発期間や開発の人件費が余分にかかる。 ・パッケージの中がブラックボックスになっているので、システムの詳細がわからない。 |
中堅企業におけるERPについては、
ERPパッケージ(ソフトウェア費用)は、1機能だけで数百万円、その他の機能を入れると
1千万円以上になります。
これに、自社の業務内容にあわせて追加の機能を作成(アドオン開発)するとその費用が追加されます。
また、ERPの導入に伴う導入費用も必要になります。
ERPシステムのハードウェアも必要です。
サーバー、データベース、OS、ネットワーク費用です。
最近は、中小企業向けの安いERPも多く販売されるようになっています。
また、ASP(アプリケーションプロバイダーサービス)やSaas(ソフトウェアとしてのサービス)などの新しいテクノロジーでERPパッケージを借りるサービスもあります。
自社の状況によって選択した方がよいと思います。
ERPについては、年間の売上の2から3%を導入費用にするのが一般的だと言われています。
ERPの導入価格については、別ページを参照してください。
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